サン=ポール・ド・ヴァンス大聖堂!南仏の太陽が降り注ぐ、壮麗なゴシック建築と神秘的な芸術
フランス南部の地中海に面したマルセイユから少し内陸へ入った場所にあるサン=ポール・ド・ヴァンス。この小さな町には、中世の面影を残す石畳の路地や可愛らしいカフェが点在する一方で、壮大なゴシック建築「サン=ポール・ド・ヴァンス大聖堂」が存在するという、意外な魅力を秘めています。
サン=ポール・ド・ヴァンス大聖堂は、14世紀に建設が始まり、その後何世紀にもわたって改修を重ねられてきた歴史ある建造物です。そのゴシック様式の建築美は息を呑むほど美しく、細部まで丁寧に施された彫刻やステンドグラスはまるで宝石の輝きを放っているかのようです。大聖堂の中に入ると、荘厳な雰囲気に圧倒されます。高い天井から差し込む光が、色とりどりのステンドグラス越しに差し込み、幻想的な空間を創り出します。
大聖堂内の見どころ
- 壮大な祭壇: 大聖堂の奥には、精巧な彫刻で飾られた壮大な祭壇があります。これは15世紀に作られたもので、当時の職人の技術の高さを物語っています。祭壇の上には、聖パウロの彫刻が置かれ、その周りには聖書に登場する人物たちの彫刻が配置されています。
- 神秘的なフレスコ画: 大聖堂内の壁面や天井には、中世のフレスコ画が多数描かれています。これらのフレスコ画は、当時の宗教観や生活様式を垣間見ることができ、歴史好きにはたまらない魅力です。特に、「最後の審判」を描いたフレスコ画は圧巻で、天国の門と地獄の炎が鮮やかに描かれています。
- 光に満ちたステンドグラス: 大聖堂の窓には、色とりどりのステンドグラスが埋め込まれており、太陽の光を浴びると美しい虹色の光が差し込みます。ステンドグラスには聖書に登場する人物や物語が描かれており、まるで絵画のように美しく、心を癒してくれます。
サン=ポール・ド・ヴァンス大聖堂へのアクセス
マルセイユからは電車で約30分、バスでも約1時間ほどでサン=ポール・ド・ヴァンスに到着することができます。大聖堂までは徒歩で約5分です。
交通手段 | 所要時間 | 料金 |
---|---|---|
電車 | 約30分 | 片道約4€ |
バス | 約1時間 | 片道約2.5€ |
サン=ポール・ド・ヴァンス大聖堂観光のポイント
- 服装: 大聖堂は宗教施設なので、露出度の高い服装や帽子を着用するのは避けましょう。肩や膝を隠す服装が適切です。
- 時間: 大聖堂は午前9時から午後6時まで開館しています。混雑を避けるためには、午前中や夕方に行くことをおすすめします。
- 写真撮影: 大聖堂内ではフラッシュの使用は禁止されています。
サン=ポール・ド・ヴァンス大聖堂を訪れることで、南仏の太陽と歴史が織りなす美しい空間を体験することができます。ゴシック建築の壮大さと神秘的な芸術に圧倒され、心に残る旅になること間違いなしです。